知っておくべき外壁塗装の用語集
川崎市・横浜市の外壁塗装ランキングから安心して任せられる会社を判断していただくために、役立つ情報をご案内しております。このページでは見積書を確認する際に知っておくべき外壁塗装の用語についてご紹介します。
外壁塗装・見積書用語
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塗装箇所
塗装を「どこ」に施すのかを明記します。通常、外壁・屋根の塗装では、雨どいや軒天(屋根の外壁から外側にでている部分)も一緒に施工します。漏れなく記載されているか確認しましょう。
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塗装面積
塗装施工を行う範囲の面積を示す項目です。建物形状がシンプルな家もあれば1階部分が大きい家など、同じ30坪の建物でも塗装面積は異なります。一般的に「延床面積×3.3×1.2」で計算すればおおよその塗装面積が算出可能です。
悪徳業者の中には、塗装面積を水増しして申告してくる場合もあるため、算出結果よりも広すぎる場合には確認してみましょう。 -
塗装回数
外壁や屋根の塗装は、下塗り・中塗り・上塗りと3回の重ね塗りを行うのが基本です。例えば下塗り→上塗りというように工程を省いてコストカットを図り、通常と同じ料金を請求する業者もあるので注意が必要です。見積書に塗装回数が明記されているかどうかを確認しましょう。
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塗料のメーカー・商品名
見積書には、塗料のメーカーや商品名称を記載するのが一般的ですが、原材料やグレードしか記載されていない場合には注意が必要です。粗悪品の使用が疑われるため、しっかりと確認しましょう。
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足場費(仮設足場組立・取り外し)
外壁・屋根の塗装作業には足場が必須です。見積書では開口部を除いた外壁面積全体の㎡で表記されますが、「足場一式」でまとめられている場合は注意しましょう。
見積り金額を安くみせるために足場を省略したり、コストカットで足場を省略し、粗悪な施工を行う業者もあります。足場代の記載がない場合にはしっかりと確認してください。 -
飛散防止ネット
塗料やゴミの飛散を防止するために「飛散防止ネット」を使用します。ネットを張らずに作業を行うと、近隣に飛散してトラブルの原因となります。業者によっては足場代に飛散ネットの費用が組み込まれている場合がありますので、記載がない場合には確認してみましょう。
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養生費
「養生」とは、塗装しない部分をビニールやマスキングテープで覆う作業です。「副資材」と記載する業者もあり、きれいな仕上がりに必要な作業です。1m2当たり300~500円が相場になります。
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下地処理費
下地が汚れている状態や凹凸があると、壁面や屋根に対し塗装がうまくなじまないため、高圧洗浄による下地処理が必要です。下地処理を怠ると、耐久性を十分に得られないおそれがあります。
実際に施工開始してから下地処理の必要箇所がわからないケースもあるため、追加費用の有無について確認しておくと安心です。 -
ケレン
雨戸やトタン壁などに発生した鉄部のサビ、木部の荒れなどをやすりで綺麗にし、塗装面をなめらかにする仕上げ処理の一つです。仕上がりの印象に大きく影響するため、見積書に記載がない場合には確認すると良いでしょう。
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ロス率
実際の施工数量に基づき、係数や割合による余剰分を見込んだ比率で見積を算出することです。特に塗装工事の場合は、使用する塗料を余分に拾う割合のことを指します。
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材工
小規模な工事において合算した金額として使われ、「複合単価」とも呼ばれています。施工内容の詳細がわからないので不明瞭な表現です。見積書では「材工一式」や「材工共」というように使われます。
塗装の種類
基本
アクリル塗料 | |
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耐用年数 | 4~7年 |
特長 | 伸びがよく、ニオイも比較的穏やかで、絵の具のように気軽に使える特長があります。単位面積当たりの重量が最も軽く、色合いがくっきりとしています。他の塗料と比較すると紫外線に弱いため耐用年数も4~7年と短くなりますが、安価な塗料です。 |
ウレタン塗料 | |
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耐用年数 | 6~10年 |
特長 | 樹脂ウレタン化合物からなる塗料で密着性が高く、塗装面が剥がれにくいことから、以前は主流の塗料として使われていました。防水性や耐水性はアクリル塗料より優れているため、耐用年数は6~10年と少し長くなります。現在でもウレタン塗料を外壁塗料として使用する業者も残っています。 |
シリコン塗料 | |
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耐用年数 | 8~15年 |
特長 | ウレタン系塗料よりも耐久性や耐候性に優れており、仕上がりが美しいのが特長です。雨や泥からコーティングしてくれる機能や、ひび割れが生じても防水性を維持するなどの機能が備わっています。高い耐久性に加え、コストパフォーマンスに優れている点からも人気が高い塗料です。 |
ラジカル塗料 | |
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耐用年数 | 14~18年 |
特長 | 紫外線や酸素、水などによる劣化の原因となるラジカルを除去する塗料です。外壁塗装に最適であり、アクリルやウレタン、シリコン塗料よりも多くの面で優れています。耐用年数が長いのに価格も安いためコストパフォーマンスの面で非常に優れていますが、新しい塗料のためまだ認知度は低いようです。優れた塗料としてこれからの外壁塗装の主流になることがに期待されています。 |
フッ素塗料 | |
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耐用年数 | 15~20年 |
特長 | 優れた耐久性や耐候性、揮発性、そして物が粘着しにくいので汚れがつきにくい高級塗料です。低摩擦性や電気特性、不燃性など他にも優れた特長があるため多くの分野で採用されていますが、紫外線に弱く塗膜が硬いという課題もあります。耐用年数が長いのも特長です。 |
その他の特殊塗料
クリアー塗料 | |
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特長 | 顔料を含まない透明な塗料です。顔料が含まれているものはエナメルとして広く利用されています。塗料に色や質感を与えたり、また防カビ効果でも活用されており、外壁の模様やデザインを損なわずに維持したい場合に使用されています。エナメル塗料よりも割高です。 |
遮熱塗料 | |
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特長 | 太陽光からの熱を遮って、建物内の温度上昇を防ぐ遮熱効果がある塗料です。夏場のエアコン使用を抑えるなど光熱費削減が期待でき、環境に優しい塗料です。ただし、一般的な塗料と比べるとコストが高くなります。 |
つや消し塗料 | |
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特長 | 光沢の出にくい樹脂を使用して、艶を調整する塗料です。塗り替えが絵立ちにくく、シンプルな仕上がりになるのが特長です。光沢度が70以上で艶有りの塗料、7分艶、5分(半)艶、3分艶と表現されます。色ムラは艶消しと艶有りが最も目立ちにくく、5分艶が最も目立ちます。艶消し塗料は7分塗料の場合、艶あり塗料の7割程となります。 |
自然塗料 | |
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特長 | 鉱物系の顔料と植物油から構成される塗料です。フローリングの表面の色付けや風合いを変えるのに使われます。引っかき傷に強く、スポット修復も容易なのが特長です。光熱費30%カットや遮光・遮熱、特殊セラミック含有塗料などさまざまな種類があります。 |
光触媒塗料 | |
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特長 | 最新の塗料として知られる次世代塗料です。耐久性が最も高いフッ素塗料よりも高い耐久性を持ち、20年の耐用年数があると発表されています。外壁についた雨や泥などの汚れが紫外線にさらされると「ハイドロテクト」によって自動的に分解され洗い流される、セルフクリーニングが特長です。また空気浄化機能が備わっているため、環境にも優しい塗料です。 |
外壁の模様付け塗料
リシン | |
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特長 | 和建築に多く用いられていた吹付け塗料であり、紙やすりのように細かい凹凸があるので艶のないマットな仕上がりが特徴です。通気性、透湿性に優れており、独特の風合いがあります。一方で耐水性が低いという面があるためひびが入りやすかったり、汚れが付きやすいというデメリットもあります。弾性リジンであれば、10年以上持ちます。 |
スメッコ | |
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特長 | 「化粧漆喰(しっくい)」とも呼ばれている吹付け材の一種です。厚付けの仕上げ塗材を吹き付け、コテやローラーで表面に凹凸模様を付けます。雨風に強く丈夫で美しい建築材料であるため、内装や外装の仕上げ用として、石の壁に1層または2層で薄く塗られています。 |
ボンタイル | |
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特長 | 外壁に塗装された模様のことであり、見た目はボコボコとした凹凸があるのですが、触るとツルツルしています。下塗り後スプレーガンで吹付け、塗料を塗って仕上げます。耐久性や仕上がりは使用する塗料の種類や金額で変わります。弾力性のあるタイプや硬質タイプもあり、艶あり、艶なしなど種類も豊富です。 |
ジョリパット | |
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特長 | アクリル系の塗り壁であり、外壁・内壁両方に使われます。装飾性や耐久性だけではなく、防火性や防カビ性にも優れている砂形状の塗料材です。日本での実績も多く、カラーバリエーションも豊富です。塗料と砂をかけ合わせているので、風合いの変化が得られます。 |
セラミック・石調 | |
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特長 | 粘土などの無機物を焼き固めた焼結体であるセラミックは、古くより陶磁器やガラスなどで使われている材料です。洗面台や刃物、LEDなど幅広い用途で使われていて、最近開発された機能性をもったファインセラミックにも展開されています。 |
まとめ
このページでは、知っておくべき外壁塗装の用語集ついてご案内しました。事前に外壁塗装の用語を知っておくと、業者とのやりとりもスムーズになるでしょう。外壁塗装の相場や外壁塗装に使える助成金の詳細については、下記のリンクをご参考ください。